2025/12/08
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VB.NETを使った建材メーカーの生産管理・リース管理システムの開発
案件概要
顧客より提供された設計資料に基づき、生産管理アプリケーションを開発・統合しました。既存の設計指針を尊重しつつ、確実な実装と品質担保を行うことで、スムーズなシステム導入を実現しました。
利用した技術スタック及び開発ツール
- プログラミング言語: VB.net
- バックエンドフレームワーク: .NET Framework
- データベース: SQL Server
- タスク管理ツール: Backlog
- コニュニケーションツール: Backlog
- その他ツール: GrapeCity Spread, Active Reports
クライアントの課題
- 既存設計資料の実装パートナー不足
クライアントは既に生産管理システムの詳細な設計資料を保有していましたが、その内容を正確に読み解き、実際のシステムとして実装・展開できる信頼性の高い開発パートナーを探している状況でした。設計資料は完成しているものの、それを具現化する技術リソースが確保できていなかったため、設計意図を汲み取りながら確実に開発を進められる体制の構築を必要としていました。
クライアントの要望
- 提供資料に基づく忠実なシステム開発
クライアントの要望は、提供された設計資料を「正」とし、その内容をシステムとして正確に具現化することでした。独自の解釈による機能変更を避け、既存の業務フローや設計思想に完全に合致したシステムを構築することが求められました。また、開発プロセス全体を通して、設計書との整合性を維持することが重要視されました。
当社の提案・アプローチ
- 詳細設計への忠実な準拠と品質保証
自社はクライアントから受領した設計資料を徹底的に分析し、プログラム開発および単体テストを実施しました。ドキュメントに記載された仕様を一言一句遵守することで、成果物がクライアントの期待値と完全に一致するよう努めました。これにより、受入テスト時の齟齬を最小限に抑え、高品質な納品を実現しました。
- 処理速度を考慮したパフォーマンス最適化
開発プロセスの中でパフォーマンスに関するボトルネックや制約が発見された際は、単に仕様通りに作るだけでなく、自社主導で最適化を実施しました。将来的なデータ増加や同時アクセスを考慮し、処理速度を最大限に引き出すためのコード改善を行うことで、快適な操作性を持つシステムを提供しました。
- 設計の妥当性検証と改善提案
実装フェーズにおいて、設計上の不合理な点や論理的な矛盾を発見した場合は、即座にクライアントへ報告し、改善案を提示するアプローチを取りました。言われたままに作るのではなく、システムが実際の運用で正しく機能するよう、プロフェッショナルの視点から主体的に調整を提案し、完成度を高めました。
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