2025/10/13

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顧客管理システム『i-Front』の機能拡大・法改正対応 顧客管理システム『i-Front』の機能拡大・法改正対応

案件概要

電気通信事業法の改正に伴い、株式会社アレクシードが開発した顧客管理支援システム『i-Front』の機能拡張プロジェクトとして、短期間で法令準拠へと改修しました。画面UIと料金計算ロジックを中心に改修し、施行前リリースに間に合うよう開発・検証・リリース作業を遂行しました。

利用した技術スタック及び開発ツール

  • プログラミング言語:JAVA、HTML/CSS/JavaScript
  • フロントエンドフレームワーク:ReactJS
  • バックエンドフレームワーク:Spring Boot
  • データベース:Oracle、PostgreSQL
  • クラウド/サーバー/インフラ:AWS
  • タスク管理ツール:Redmine
  • コニュニケーションツール:Slack
  • CI/CD:Jenkins

クライアントの課題

法改正により非準拠機能が多数発生
改正後の要件に照らすと、料金表示や割引計算、契約関連の画面項目などに不整合が生じていました。既存仕様のままでは継続運用が難しく、法令に適合させるための機能改修が必要な状況でした。

クライアントの要望

既存機能の改修で新要件へ適合
システムを全面刷新せず、既存資産を活かした機能改修で新たな法令要件を満たすことが求められました。既存機能の改修により、新たな法令要件に適合させる方針です。

施行前リリースを実現するスピード
改正法の施行までの期間が限られており、開発・検証・リリースを短期間で回す必要がありました。スケジュール遅延はコンプライアンス上のリスクとなるため、施行前にリリースすることが要望されました。

当社の提案・アプローチ

豊富な業務システム導入の経験を活かし、法的要件への適合を最優先に、運用面とユーザー体験の観点を踏まえた現実解を提案しました。

影響最小化のUI改修で準拠を確実に
既存画面の項目や文言、入力制御を新要件に合わせて見直し、操作感を維持しつつ法令準拠を図りました。画面改修により運用負荷の増加を抑え、既存資産を活かした形での対応を行いました。

計算・表示仕様の見直しで法令対応
契約締結時の割引適用や、工事費を含む金額表示など、法令に関係する計算および表示の仕様を中心に処理を見直しました。料金関連の挙動を適正化し、新要件に沿った表現・値の整合性を確保しました。

期限に合わせた計画で短期間リリース
施行日までの限られた期間に合わせ、短期間で開発・検証・リリースを進行。必要範囲に対象を絞り、リリースに向けた準備を集中的に進めました。

リリースブランチへのマージ支援
クライアントのリリースブランチ運用に合わせ、ソースコードのマージ作業を支援しました。リリース準備の段階でのコンフリクト対応やブランチ整理に協力し、円滑な反映を後押ししました。