2025/02/15
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新しい経験を通じてエンジニアとしての視野が広がった

アレクシードベトナムを選んだ理由
長年に渡り様々な企業向けのシステムを開発してきた実績があり、そこで働くことでスキルアップができると感じたから
アレクシードベトナムの好きなところ
社員旅行やイベントが多く、従業員同士の絆が深い点。
困ったときには、PMや上司が親身にサポートしてくれる面倒見の良さも魅力です。
アレクシードベトナムのおすすめポイント
日本企業の高品質なソフトウェア開発を学び、スキルアップできる点。
今回はCDD(クライアントワーク開発部)でエンジニアとして働くグェン・ミン・トンさんにアレクシードベトナムについてお伺いしていきます。
トンさんは現在どのような業務を担当していますか?
現在、私はリーダーとして賃貸契約管理システムの新規開発に携わっています。
クライアントからの要件ヒアリング、システムモジュール間の全体アーキテクチャの構築、システム開発フローの進捗管理、そしてプロジェクトの他のメンバーが円滑に作業を進められるようにサンプルプログラムの作成を担当しています。
また、お客様との直接の会議で業務ロジックの分析にも参加しています。
最初は難しかったがやっていくうちに面白く感じてきた
プログラミングの勉強をしようと思ったきっかけはなんだったんですか?
高校時代に、授業でPascalというプログラミング言語に触れたのが最初のきっかけです。
最初は正直、とても難しく感じました。
しかし、試行錯誤の末にプログラムが正しく動いて、目の前の課題を解決できた時の達成感が、私にプログラミングの面白さを気づかせてくれました。
プログラミングの面白さに目覚めたんですね。
そうですね、プログラミングをやっていくうちに、物事を論理的に分析し、解決策を生み出していくプロセス自体に、面白さを感じるようになりました。
そして何より、自分のアイデアや工夫が、人々の役に立つ「製品」という形になる。
これこそがプログラミングの最大の魅力だと感じ、この道を志すようになりました。
大学ではソフトウェア工学を専門に、基本的なプログラミング、データ構造とアルゴリズム、データベース分析と設計を学びました。
自分のステップアップと環境がピッタリだった
大学卒業後はどうされたのですか?
卒業後は公共サービスの管理システムを中心に開発をしているソフトウェア開発企業にエンジニアとして就職しました。デスクトップアプリケーションやウェブサイトの開発、WebAPIを使用した開発を行いました。そこでソフトウェア開発の土台となるスキルや思考法を身につけました。
その後、アレクシードベトナムに転職されたのですか?
はい、そうですね。
システム開発における基礎的な知識やスキルは身につけたので新しい環境で挑戦したいなという気持ちが生まれてきました。
当時勤めていた企業はベトナムの国内企業だったのですが、様々な国からオフショア開発としてベトナムが注目されており、外国の企業・クライアントと仕事をする方が自分のためになるのではと思ったんです。
また公共サービスということもあり使用している技術も古いものが多く、新しい技術をもっと勉強していきたいという気持ちもあり転職をしている時にたまたまアレクシードベトナムの募集を知り応募しました。
アレクシードベトナムを応募しようと思った点って何かありますか?
自分のキャリアと目指す方向性が一致していた点です。
先ほども申し上げた通り外国の企業に勤めたいと思っていたのですが、実はその中でも特に日本の企業に興味がありました。
理由は、厳格な開発プロセスを構築することで高品質な製品を生み出しているため、自らもそこで働くことでそういった姿勢を学びたかったからです。
さらに日本人は非常に規律正しく、仕事における信頼を重んじるため、こういった日本人の働き方を学び身につけようと思いました。
日本の企業に興味があったんですね。
ベトナムにはたくさんの日系のシステム開発企業がありますよね。
そうですね。
ただ、アレクシードベトナムでは日本の大小様々な企業向けの管理システムを開発してきた実績がありました。
さらに親会社である株式会社アレクシードも長年に渡りケーブルテレビ業界をはじめ様々な業界のシステム開発を成功させてきたということもあり、自分がやってきた業務系のシステムをより強化していくという点でアレクシードベトナムが一番の環境だと思ったんです。
エンジニアの仕事の本質はコードを書くことではないことに気がついた
これからは実際にお仕事についてお伺いしていきます。
アレクシードベトナムで働いている中でやりがいを感じたことを教えてください。
ある大規模プロジェクトにジュニアデベロッパーとして参加した時の経験が、今でも強く心に残っています。
正直、当時は自分の未熟さもあり、非常に大変でした。
要求仕様は複雑で、納期も厳しく、チーム一丸となって連日遅くまで議論を重ね、試行錯誤を繰り返すことも少なくありませんでした。
そんな苦労の末に無事にプロジェクトが完了した時にクライアントからメールを受け取りました。
そこには、私たちが納品した製品の品質が非常に高く、利用開始後も予期せぬエラーや潜在的なバグが一切発生しなかった、という感謝と賞賛の言葉が具体的に綴られていました。
自分の仕事に意味があったんだと喜びと達成感に包まれました。
この経験を通して、エンジニアの仕事は単に仕様書通りにコードを書く作業ではないのだと理解しました。
困難の先にお客様の満足があり、自分たちの技術で人々のために実用的な価値を創造することこそ、この仕事の本当の意義なのだと、心から気づかされた経験です。
それと同時に、製品の高い品質は、こうした地道な努力に支えられているのだと実感できたことも、大きな収穫でした
大きな気付きですね。
色々な開発をする上でトンさんご自身の成長につながったな、と思うような体験はありますか?
以前、PHPとVue.jsを技術スタックとするプロジェクトにアサインされたのですが、当時、私はそれらの技術について知識が全くない状態でした。
さらに、お客様へのデモに向けて、システムのアーキテクチャ設計から構築までを、わずか2週間という短期間で行う必要がありました。
そのため、業務時間内はもちろん、帰宅後や休日の時間もフルに活用して、必死に学習を進めました。
正直なところ大変な挑戦でしたが、その結果、なんとか期限内にデモを完成させることができました。
この経験から、現時点での知識量よりも、常に新しいことを学び続けようとする姿勢こそが、エンジニアにとって最も重要な資質なのだと身をもって知ることができました。
エンジニアとしての視野が広がる経験
アレクシードベトナムで働くことを通じてご自身の役割やスキルにどのような変化がありましたか?
2点あって、まず自分のマインドセットが変わりました。
以前は問題が起きた時にすぐに技術的な解決策を求めて早く解決することを意識してました。
しかし、今では実行する前に「さらに最適な解決策はないか?」「この解決策を使用すると既存のロジックに大きな影響を与えないかどうか」ということを自問するようになりました。
もう一点が、これが一番大きいと思いますが、エンジニアとしての視野が大きく広がったと思います。
前職では、主にサーバーサイドの開発やパフォーマンスの最適化を専門としており、既にある仕様を、いかに効率的かつ安定的に動作させるかという点に集中していました。
しかしアレクシードベトナムに入社してからはクライアントと直接やりとりをして接する機会が増えました。
最初はかなり難しく感じたんですが、対話を重ねるうちに、お客様が本当に求めていることや、その言葉の背景にあるビジネス上の課題を深く理解するスキルが身についてきました。
開発だけをする立場から上流工程の部分にも関わってきたようなイメージですか?
そうですね。
まだまだ上流工程と言えるようなものではないのかも知れませんが、技術者としての視点だけでなく、お客様の視点に立って物事を考えられるようになったのは大きな変化だと感じています。
またチームワークの部分でも変化がありました。
以前は一人で黙々と集中して仕事をしていくタイプだったんですが、アレクシードベトナムに入社してからは、つながりをより重要視するようになりました。
日本のビジネス文化でもある報告、相談、連絡を行うように意識しています。
どのような分野であっても連絡や相談、コミュニケーションがあれば問題解決の鍵だと感じるようになりました。
また知識の共有セッションの実施や建設的なコードレビューをはじめ、経験の浅いメンバーのサポートなど、チームワーク全体の生産性や能力を上げることで自分も含めてレベルアップできるように心がけています。
トンさんはかなり長い間勤務されています。
先ほどお話があったようにキャリアや仕事の方向性があっているというのもありますが、それ以外にも何かありますか?
上下関係なく社内のメンバーの絆が長く働けている理由だと思います。
過去に開発がうまくいかずかなり落ち込み、行き詰まりを感じた時期がありました。
袋小路に入ってしまったような感覚で、仕事は退屈になり、挑戦もなく、仕事を続ける意欲が減ってきました。
しかしプロジェクトのPMがそのことに気づき、この状況から抜け出す方法を見つけるために、私と何度も話し合い再度、エネルギーを取り戻すようなサポートをしてくれました。
さらに会社のメンバーはとても明るく社交的な方ばかりで、社員旅行やチームビルディングの機会も多くあり、仕事以外の場面でも強い絆を築くことができました。
そんな温かいメンバーに囲まれているからこそ長く働けているのではないかなと思います。
より迅速に、より高品質なプロダクト開発を
今後、システム開発に携わっていく上で、特に挑戦してみたいプロジェクトの分野はありますか?
特定の業界に強いこだわりはありませんが、分野としては財務管理に関連するシステムの開発に挑戦してみたいと考えています。
これまで様々な業務システムに携わってきましたが、財務管理のプロジェクトは経験がなく興味があります。
財務管理システムは、言うまでもなく許されるミスの範囲が極めて狭く、高い品質と正確性が求められます。その責任の重さにこそ、エンジニアとして大きなやりがいを感じます。
また、今後も社会的に需要が高く、長く使われ続ける分野であるという点にも魅力を感じており、そうした環境で自分の技術力を試し、専門性を高めていきたいです。
なるほど、非常に重要な分野ですね。
では、技術的な側面ではどのようなことに関心がありますか?
やはりAI技術の活用には非常に注目していますが、私が興味を持っているのは、AIを搭載したシステムを開発することよりも、むしろ「開発プロセス自体」をAIで自動化・効率化していく、というアプローチです。
具体的には、AIツールを応用したプロジェクトの作業を支援する自動化モジュールなどを開発することで、開発者がより本質的な課題解決に集中できる環境を作りたいです。
最終的には、それによって開発速度と品質を両立させ、より迅速に、より高品質な製品をお客様にお届けすることが理想ですね。
意欲・主体性・楽しむ姿勢があれば大きく成長できるはず
ありがとうございます!
最後にアレクシードベトナムに入社を検討されている方にメッセージをどうぞ!
アレクシードベトナムは、自己の能力を伸ばせる場所であるだけでなく、世界に通用する日本の「ものづくりの品質」を追求したい方にとって、キャリアアップの機会が豊富な場所だと感じています。
「絶え間なく学び続ける意欲」「自ら考えて動く主体性」、そして「変化を恐れず楽しむ姿勢」をお持ちの方であれば、きっと当社で大きく成長できるはずです。
ここでは、単に与えられた仕事をするだけでなく、製品開発から人づくりまで、事業の根幹を担うプロセスの一部となることができます。
もちろん挑戦には困難も伴いますが、粘り強くスキルアップに励めば、アレクシードベトナムはあなたが飛躍的に成長し、実務で役立つ多くを学び、自身の確かな足跡を残せる場所となるでしょう。
単にプロセスに従うだけでなく、自ら「価値を創造したい」と考える方、そして、要求が高いと同時に多くの機会が与えられる環境で挑戦したいと感じる方、ぜひアレクシードベトナムの扉を叩いてください。
貴重なお話ありがとうございました!
今後もアレクシードベトナムでエンジニアとしての活躍を期待しています!