2025/10/01
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Javaを使用した計測機器の定期交換管理システム再構築
案件概要
既存の計測機器を新機器へ更新する計画に合わせ、定期交換を管理する既存システムを再開発しました。新しい計測機器の属性・管理項目に対応させるとともに、棚卸・検索・参照をWebから直接行える機能を追加し、電話・メール・紙ベースに依存していた運用を置き換えました。あわせて、現行サーバーの廃止予定に対応するため、運用基盤を見直し、管理効率の向上と人的ミスの低減を実現しました。
利用した技術スタック及び開発ツール
- プログラミング言語:Java
- フルスタックフレームワーク:クライアントのフレームワーク
- データベース:PostgreSQL
- クラウド/サーバー/インフラ:WildFly Server
- タスク管理ツール:Excel
クライアントの課題
- 新しい計測機器を管理できないため、現行システムのままでは移行が進められない
- 現行システムが稼働するサーバーが廃止予定で、基盤維持が困難
- 棚卸やデータの照会・追跡が電話・メールに依存しており、情報の分散と属人化が発生
- 承認フローやステータス管理が紙と手作業で、進捗可視化と統制が不十分
クライアントの要望
上記の課題を解決するために、新機器を管理できるよう管理効率を高め、ミスを防ぐシステムの開発を求められました。
- 新しい計測機器を確実に管理できるシステムへの再構築
- 棚卸・検索・参照などをWeb上で完結させ、紙や手作業のプロセスを置き換えて効率化し、ミスを防止すること
当社の提案・アプローチ
当プロジェクトは、設計と実装・検証を明確に分けた2つのフェーズに分けて推進しました。
第1フェーズ:設計の体系化
- 基本設計の受領後、要件差分を分析し、詳細設計を作成
- クライアント提供のサンプルおよびドキュメントルールに基づき、全機能で構成・フォーマットを統一
- 開発着手前に詳細設計書を提出し、レビューで認識齟齬を解消
第2フェーズ:実装・検証の徹底
- 承認済み詳細設計に基づきプログラムを実装
- 詳細設計からテストケースを作成し、クライアント指定のテスト環境で実施
- テスト証跡(画面ハードコピー等)と不具合管理資料を整備し、品質を可視化
- 所定フォーマットで品質総括を作成し、受け入れ判断を支援
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